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このストーリーは、私のコンサルティング実例です。会社名人名は架空です。
4店舗を経営する、ファミレスチェーンがあった。一時の外食ブームの勢いに乗って、次々と店を出していった会社である。とくに、この社長は若く、勢いもあったことから、周りの人の応援も多かったのである。
私は、コンサル会社に勤めている時期に、この経営者と会った。とても優しい人間で、従業員も彼の人柄に大勢ついていた。初対面でも、彼は快く迎えてくれた。私は、其の全店舗をクリニックしたが、なんとも料理をほめるには至らなかったのである。
何回か通っているうちに、何となく友達関係みたいになっていったのは、必然であった。
店舗を一通りチェックして、コンサル開始から三ヶ月目であった。
「社長!今日から帳簿を見させていただきますよ!」
わたしは、これから経営内容をチェックしようとした。もともと、別のコンサルタントが長期訪問していたのだから、問題はないものとは思っていたが、私なりに全てを把握しておかなければならないと考えたからである。
しかも、彼は、もと経理士だったとのことから、帳簿を見るのは店舗チェックが済んでからでもよいだろうと考えたからであった。すると、
「え、先生!帳簿を見るんですか」
とこう言うのだ。私は、不思議に思った。
「え、帳簿を見せられないんですか」
「いや!先生の会社から何人かの先生が来られましたけれど、誰も帳簿を見せろといった先生は居なかったですよ」
「そんな馬鹿な!だって、帳簿を見なくて何で経営判断していたんですか?」
「私は分りませんが、ほとんどの先生が、店を回って、試食をするだけで帰ってしまいますよ」
「本当ですか、そんな筈はないんですがね〜」
「本当ですよ!でも、帳簿は見てください!事務員に用意させますから」
こういって、事務員に帳簿の用意をするよう指示をしたのである。
事務員から渡された帳簿を見ると、会計事務所から加工されたような、しっかりした試算表や決算書が揃っていた。
しかも、その内容が素晴らしい内容である。
「社長!経営内容は優秀ですね!これじゃコンサルタントは要らないでしょう」
私は、お世辞も踏まえてこういった。
社長は、満足げに、
「先生!コンサルタントの先生って気楽でいいですね!」とこういうのであった。
其の晩、彼につれられてクラブへ行く事になったが、そこでも大変人気者であったのである。
しかし、チョット気になることが・・・
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