開業屋 原田 諦の飲食ビジネス情報  ≪飲食店指導実績 300社533店舗以上 日本一の飲食店・開業屋≫

飲食ビジネスブログセミナー(大阪ガス講演)


飲食ビジネスブログセミナー(大阪ガス講演NO1)
今回のセミナーは、9月15日大阪ガス様の講演をこのブログで再現して行く事にします。
テーマは、「繁盛する飲食店づくり」です。

私は、調理人から飲食店経営者、そしてこのフードビジネスコンサルタントになりました。現在は、外食産業大学を創立する事を目指して、若者を育成する事に励んでおります。

さて、今日の紹介にありましたが、私が最近、いろいろ話題になっている一つに、日経レストランが掲載しているコミック「さすらいの再建人、マサが行く!」の主人公で原作者である事からです。
この人気の最大は、私のコンサルティング実例でですが、そればかりでは有りません。中小規模飲食店の経営の裏には、様々な格闘がありますが、それをしのぎながら必死に頑張っている経営者の姿を赤らかに書き上げたものであり、その中から経営の障害になっている問題点を取り上げていることに有ります。

中小飲食店は、情緒に振り回され、細やかな管理が出来ていない事からお客に信用してもらえないのです。きょうは、飲食店の基本的考え方を基に、繁盛店になれない問題点を拾い出し、繁盛店になるための要因を探っていこうと思います。

現在の飲食店は、一昔の飲食店と大きく異なっております。
日本は、貧困社会から成長社会、モノ余り時代、成熟時代、さらに改革時代、そして今日の精神情緒時代へ移りかわって参りました。
●貧困時代には、質より量が求められ、モノ中心のであった事から、ものづくりに励んでいた時代です。
●成長社会においては、消費者の購買力が高まり、海外への憧れが膨らんだ時代でした。
●成熟社会になりますと、モノよりも「コト」を重視されるようになり、付加価値志向時代を迎えたのです。
●改革時代には、あらゆる「モノ・コト」が複雑化し、混迷社会を招き、イノベーション主流時代を迎えました。新しい「モノ・コト」への憧れが膨らんできた時代なのです。

しかし、こうして長い間モノとコトに費やしてきた生活は、消費者へ不安を膨らませ、ついに
●精神情緒時代を迎える事になったのです。それが今日の消費者志向なのです。安心・安全、健康志向、情緒不安定時代など、全てに「心」の問題が消費者ニーズとして膨らんでいるのです。

ですから、今日の飲食店は、単に安いとか美味しいと言うだけで、料理が売れる時代ではなくなりました。売れる店はここへ注目しているのです。売れない店は、ここが遅れているのです。
繁盛する飲食店づくりは、この違いを明らかにしているのです。
しかし、最近では売れれば必ず儲かると言う時代ではなくなりました。
そこで、このメニュー戦略が何よりも重要になっているのです。
飲食ビジネスブログセミナー(大阪ガス講演NO2)
今回のセミナーは、9月15日大阪ガス様主催で神戸オリエンタルホテルで、講演をしたものをこのブログで再現して行く事にします。テーマは、

    「繁盛する飲食店づくり」

前回までは、時代の変化とともに消費者の欲求が変わる事を説明しましたが、この顧客変化へ対応する、飲食店の戦略としてもっとも有効なのが「メニューのあり方」なのです。
飲食店は”売れれば必ず儲かる”と、言うものでは有りません。逆に、現在では、売れるものは儲からない仕組みになっているからです。これは、お客が賢くなったと言うか、情報が豊になった事によって、これまでお客に見られていなかった「原価」も、お客に知られているのです。

私は、フードコンサルタントとして、揺るがない信念を持っております。それは、飲食店の根源はメニューにあるということです。お客がお金を払う代償には、必ずそこに何らかの商品がある。商品に対してその代価を払う事がビジネスであるならば、飲食店の商品、つまり料理が何よりも大切な事を今更言うまでもない。
その根源がメニュー戦略になるのだ。したがって、飲食店の命は、メニュー戦略にあるといっても過言ではないのである。
そこで、ここでは、メニューについて述べていく事にしましょう。

飲食店のメニューは、スーパーのチラシや通販のカタログとは異なります。商品の紹介パンフレットではないのです。販促と言う点から見れば似通ったところも有りますが、メニューの場合には、お客が商品を選び、考える時間が少ない事から、心理的な仕掛けで購買動機を誘わなければなりません。

とくに、ネーミングやメニューレイアウト、価格戦略など、その仕掛けは幾重にも必要になるのです。
そこで、まず、メニュー作りには、
●営業コンセプトが前提になっていなければなりません。営業コンセプトには、自分の考え方 や店のストーリー、地域の習慣や風習、その時代のトレンドなどを反映しなければならない のです。単に、美味しい料理ができたからと言って売れるはずはないんです。
●顧客ターゲットが明確になっていなければなりません。買い手が分らなくて、どうして物が 売れるでしょう。しかし、一般的には、誰に対して開発した料理なのかが不透明になってい るのが現状です。
●店舗コンセプトが商品のイメージと融合していなければなりません。スパゲティー店で日本 そばを食べている状況が生まれてしまう事ににもなりかねません。これでは、いくら美味し い料理でも美味しさを感じるわけは有りませんよね!

●接客コンセプトは、この料理を美味しく食べていただくためのサービスです。最近では精神 情緒不安時代であることから、接客は飲食の付加価値として欠かす事はできなくなりまし  た。
この5項目がメニューにかかわってくる事を覚えて於いてください。

飲食ビジネスブログセミナー(大阪ガス講演NO3)
今回のセミナーは、9月15日大阪ガス様主催で神戸オリエンタルホテルで、講演をしたものをこのブログで再現して行く事にします。テーマは、

    「繁盛する飲食店づくり」

前回まで、メニュー作りの前段階のコンセプトづくりについてお話してまいりましたが、ご理解は出来たでしょうか。このコンセプトが生きるための具体的表現が商品、つまりメニューに生かされている事が重要になるのです。
ですから、コンセプトとメニューが一体化していない限り、双方の付加価値が生まれてこないのです。

そこで、商品コンセプトを具現化するためのメニューを考える事になるのです。
例えば、商品コンセプトが、「漁師の網小屋料理」と言うテーマにあったとすれば、そこには、漁師が作る”なめろう”(魚の身を刻んで味噌味をつけたものへ氷水等で溶いた冷たい味噌汁)などの料理が登場しなければ、コンセプトと融合しないでしよう。こうした作業が重要になるのです。
さらに、メニュー作りのポイントとして、次の二つのことを学んでいかなければなりません。
それが、商品構成と価格構成です。
商品構成は、まず。品揃えが必要になります。その理由には、お客は選ぶよろこびも求めているからです。例え、それが専門店であってもある程度の品揃えを考えなければなりません。うなぎ専門店であっても、「上蒲焼」「並蒲焼」「うなぎ御膳」「うなぎ会席」「白焼き」
など、商品のバリエーションは、利益を膨らませるためにも欠かす事ができないのです。

つぎは、名物料理の開発です。自店に名物のない店では、競争に勝つ事はできません。それが特殊な料理でなくとも、とにかく、これが自慢の料理!と言うものを存在させておく事が大切です。これがクチコミであなたの店が有名になっていくツールなのですから。

さらに、お値打ち商品です。これは、お客にとってお買い得と感じる商品を存在させておく事です。もちろん、原価率が多少高くとも、お客にとって魅力と感じる商品がなくては、値段だけで他店と比較をされてしまうようになりますので要注意です。

おすすめ商品も必要です。おすすめ商品は、お客様へお勧めする事によって、販売効果を高め、より利益が拡大できる商品郡を構成しておく事です。これも、お客へお勧めする事の親切さと、コンサルティングセールス(商品のアドバイス)によって、より高い付加価値を齎す事になるのです。


メニュー構成は、時流も捉えておかなければなりません。お客はトレンドに弱く、競って流行を追う事へファッショナブルな食生活を求めているからなのです。
そして、これはお客へ向けた効果ではありませんが、素材別商品構成、例えば、肉類、魚介類、麺類、野菜類など、素材によるメニューのバランスも大切になるのです。これは、ロス対策や食材の回転率を高めるためにも重要です。
最後に、味付け別商品構成もしておきましょう。しょうゆ味のメニューばかりになったりすると、お客は飽きてしまう傾向があるからなのです。
飲食ビジネスブログセミナー(大阪ガス講演NO4)
今回のセミナーは、9月15日大阪ガス様主催で神戸オリエンタルホテルで、講演をしたものをこのブログで再現して行く事にします。テーマは、

    「繁盛する飲食店づくり」

昨日までは、商品構成における考え方を述べてまいりましたが、商品は商品の内容ばかりではありません。その商品を売りやすく、買いやすくするためには、「価格構成」も重要になってきます。
価格構成とは、お客様が魅力と感じる値づけ方法ですが、この構成を間違えると、お客は割高感を感じたり、購買動機を抱かなくなるので商品戦略を成功させるための要ともなる部分です。

価格構成は、商品の価格帯別に分けて考える事にします。
●ポピュラープライス(低価格帯)
●スタンダードプライス(中心価格帯)
●アッパープライス(高価格帯)
大きく分けてこの三つに考える事にします。

ポピュラープライスゾーンは衝動買い価格商品類をこのゾーンへ構成します。この価格帯は、あれば便利だな〜。言うような料理を選ぶ事が大切です。たとえば、おつまみ類やサラダ、前菜など、主食とならない商品類でしかも、衝動的に買い求めても大した金銭負担にならない価格設定が重要です。

次は、スタンダードプライスゾーンですが、これは店の中心価格帯ですので、重要になります。とくに割高感を感じる価格帯になりますので、十分に注意しながら調整しなければなりません。客単価なども、この価格帯を中心に決められていきますので、このゾーンの商品がメイン商品であり、かつプライスが中心になっていなければならないのです。

最後は、アッパープライスゾーンですが、この価格帯は、ご馳走価格帯と言っても良いでしょう。スタンダード価格帯よりも高価格で、ちょっと贅沢をしてみたいお客様が求める価格帯ですので、商品もそれにあったもので無ければなりません。価格だけが先行して商品力がそれに伴わなくては、お客は高い店の印象だけが残ってしまいますので気をつけなければならないのです。

こうして、商品構成と価格構成は双方が融合していなければ、店の商品力をお客が認める事はありません。したがって、価格帯にあった料理、料理に見合う価格、このバランスをキチンとしておく必要があるのです。
メニュー戦略の中で、このメニュー構成がお客の購買動機を勧誘する最大である事を理解して於いてください。もっと詳しく学びたい方は、私の著書「必ず当たる!売れるメニューはここが違う」(同文舘出版)から学んでいただく事が出来ますのでお買い求めの上、読んでください。

飲食ビジネスブログセミナー(大阪ガス講演NO5)
今回のセミナーは、9月15日大阪ガス様主催で神戸オリエンタルホテルで、講演をしたものをこのブログで再現して行く事にします。テーマは、

    「繁盛する飲食店づくり」

前回は、商品構成と価格構成についてお話してまいりましたが、このメニューがより売れる、儲かるメニューへ発展させるためには、メニュー開発に秘められていると言っても過言ではないでしょう。
とくに、売れるメニューは、他店と差別化できるメニューを開発する事が欠かせません

飲食ビジネスブログセミナー(大阪ガス講演NO5)
今回のセミナーは、9月15日大阪ガス様主催で神戸オリエンタルホテルで、講演をしたものをこのブログで再現して行く事にします。テーマは、

    「繁盛する飲食店づくり」

このブログで、第五回分を書きましたが、海外送信だったためか、送信できずにありましたので、再度、セミナーの内容を書いていきます。
前回までは、メニューの構成について解説してきましたが、今回は、そのメニューの「売れる、儲かるメニュー」の骨格になる部分について解説していきます。

売れるメニューを完成させる上で、欠かせない事は、商品郡の中に差別化された商品もしくは独自性のあるメニューがなければなりません。とくに、今日では飲食店の競争が激しくなっている事もあり、店のオリジナル商品がそれを左右するのです。
大手チェーンに勝つためには、このオリジナル商品、名物商品を徹底して開発する事に励んでください。
さらに、メニューの中には、低価格商品、つまりお買い得商品が存在していなければならないのです。お客様は、情報化社会によって、何がお買い得なのかを求めて来店している事も忘れてはなりません。全てのメニューが同じ価値観では、店の特徴がお客に伝わらないのです。
その低価格商品も、明らかにお客が「安い!」と感じるもので無ければなりません。
しかし、この目玉商品にお客が集まれば、その他の商品も売れる事を考えれば、重要な戦略と言っても過言ではないでしょう。

また、売るためには、お勧め戦略も重要です。店内のお勧めは、従業員教育が必要になりますが、とにかく、お客様へお料理をお勧めする事は、お客への親切であり、今で言う「コンサルティングセールス」なのです。

また、儲かるメニューは、経営管理が適切に実施されていなければなりません。中小店は、ここが問題なんですね!経営管理は別に難しいことではありません。毎日のデーターをキチンと獲っていれば、なぜ儲からないのかがはっきり見えてくるのです。
例えば、メニュー表から一品ずつレシピーを完成させることから始めましょう。難しいことではありません。その商品へ使用される食材別分量とその単価を計算しておけば、商品の原価がはっきりわかるでしょう。そこから売価を考えれば、その商品の粗利益が幾らあるかも明確に成るでしょう。

ですから、こうしたデーターを取り続ける事が大切なのです。儲けを「どんぶり勘定」で考えているうちは、決して儲けを得ることはできないでしょう。
儲ける事が上手な人は、なぜ儲からないのかを理解できている人なのです。
飲食ビジネスブログセミナー(大阪ガス講演最終回)
今回のセミナーは、9月15日大阪ガス様主催で神戸オリエンタルホテルで、講演をしたものをこのブログで再現して行く事にします。今回が最終回です。

    「繁盛する飲食店づくり」

成功する経営者と成功できない経営者には、明らかな違いがあります。
つまり、飲食店のかねもちA様と貧乏B様というところですが、これを実例でご紹介しましょう。
金持ちA様の経営者は、母親が経営していた食堂の後を継ぎ、しゃぶしゃぶ店を新たに出店させ、その後、居酒屋、焼肉店、中国料理店、ラーメン店など、次々と時流を読んで出店し、成功している経営者です。

しかし、この経営者が順風満帆でここまできたわけではありません。フランチャイズチェーンまで成長させた時期に、闘牛病問題で焼肉店経営がおかしくなりタイヘンな事も経営経験しています。しかし、ここは、私が開発した大型ラーメン店が大成功して、ここを乗り切りました。この一番の原動力が、従業員の一致団結したパワーにあったのです。
とくに、この会社は、社長の信念を貫き通していることから、従業員の意識も非常に高いものがあります。
しかし、決して従業員を甘やかしているわけではありませんが、仕事に対する厳しさと人間としての優しさが備わっており、社員がやり甲斐のある会社として頑張れるのです。
現在では、上場企業へ成長しておりますが、成長する会社には、「マンパワー」を上手に生かしているのです。

一方、貧乏B様経営者は、ホテルのマネージャーから外語大学を出て、京都で和食店を出店したのです。地域では有名な繁盛店になりましたが、とても利益が少ない店でした。経営者が「どんぶり勘定経営」だったのです。とくに、浪費癖があり、わたしが指導して何とか資金を蓄える事ができたのですが、資金ができると、すぐに店の改装や備品の入れ替えなどで資金が溜まる暇がないのです。
これを防ぐために、私は思い切って、二号店を出店させました。この店は何と月商1,200万円も売り上げる超繁盛店になったのです。これを期に、社長は従業員のモチベーションを異常にかけ始めました。これによって、従業員のうぬぼれやおごりが生まれ、全く成長が止まってしまいました。
こうして、この会社は、資金が出来た途端、三号店の出店を強引に実現したが、見事に失敗。これによって、会社は経営危機に陥ってしまったのである。

飲食店経営は、こうして、資金管理が重要であり、資金の運営方法を慎重に出来ない経営者は、常に危険と向かい合わなければならないのです。
繁盛店を創造する!このポイントは、経営者自身の考え方にあることを言うまでもないのです。
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