製作管理・出荷前検品
承認した図面とサンプルを基準に製造進捗を確認し、出荷前に品質と数量を検査します。
製作管理・出荷前検品の進め方
発注後は、材料手配、加工、組立て、研磨、塗装、張り込み、金物取付け、完成という工程を進みます。特注品は、完成してから寸法や色の違いが判明すると修正が難しいため、製造開始前と製造途中の確認が重要です。工場から工程写真や動画を受け取り、主要材料、内部構造、寸法、色、仕上げを確認します。初回製品または試作品を基準として承認し、その基準を量産品へ反映します。複数工場を使用する場合は、各工場の完成予定と集約倉庫への搬入日を管理し、船積み時期がずれないよう調整します。
出荷前検品では、品名、数量、外形寸法、材料、色、表面状態、ぐらつき、扉や引出しの動作、金物、縫製、付属品、ラベル、梱包状態などを商品別に確認します。石材やタイルは欠け、割れ、色幅、ロット差、照明は外観、表示、電圧や認証関係、家具は接合、塗装、張地、安定性など、見る項目が異なります。案件の規模とリスクに応じ、写真・動画確認、抜取検査、全数外観確認、第三者検品などから方法を選びます。不具合は出荷前に修理、再製作、選別、部品交換を工場と協議します。

実務上の確認事項
検品は長期間の耐久性やすべての性能を保証するものではないため、確認できる範囲と合格基準を発注前に決めます。また、製品が良くても梱包が弱ければ輸送中に破損します。木枠、パレット、角当て、防湿材、個別包装を使い、重量と形状に合う梱包を指定します。箱番号と商品一覧を対応させ、日本到着後に必要な商品を探せる状態にします。検品結果は写真とともに共有し、承認を得てから船積みへ進めることで、納品後の手戻りを減らします。
店舗づくりでは、一つの工程の遅れや認識違いが、その後の製造、輸送、施工、開業日に影響します。当社は、お客様、日本側の設計・施工会社、中国工場、物流会社の間に立ち、決定事項と未確認事項を整理します。口頭説明だけに頼らず、図面、仕様書、写真、サンプル、見積書、商品一覧、工程表を使い、誰が何をいつまでに確認するかを明確にします。
中国調達の費用は商品価格だけではありません。サンプル、検品、梱包、中国国内輸送、国際輸送、保険、通関、関税・輸入消費税、日本国内配送、保管、現場での搬入・取付けまで含めて判断します。案件の内容、数量、納期、品質条件によっては国内調達が適する品目もあります。中国調達と国内調達を適切に分け、店舗全体の費用、品質、工程のバランスを取ることが大切です。
当社と施工会社の役割
当社は店舗物件の仲介、中国の工場・商品の調査、仕様と価格の交渉、サンプル、製作管理、検品、輸出入、国内配送を担当します。設計、法令確認、消防・保健所対応、内装・設備工事、現場での取付けは日本国内の設計・施工会社および専門業者が担当します。施工会社はお客様が選定でき、必要な場合は相談可能な会社をご紹介します。