ユニット製造とは?
ユニット製造とは、店舗内装の主要部分を工場であらかじめ製作し、現場では組み立て・設置のみを行う画期的な工法です。従来の現場施工と比較して、工期の短縮、コストの削減、品質の安定という3つの大きなメリットを実現します。
建材家具ドットコムでは、海外の専門工場でユニット製造を行い、日本の現場へ直送することで、従来の内装工事費用の40%〜60%削減を実現しています。
なぜユニット製造でコストが大幅にダウンするのか?
1. 工場生産による効率化
現場での職人作業と比較して、工場での生産は以下の点で圧倒的に効率的です。
生産環境の最適化
- 専用設備による精密加工
- 天候に左右されない安定した作業環境
- 複数の職人が同時並行で作業可能
- 無駄な待ち時間の削減
材料費の削減
- 大量仕入れによる材料単価の低減
- 端材の有効活用
- 在庫管理の効率化
2. 人件費の大幅削減
日本国内での現場施工では、熟練職人の人件費が高額になります。工場でのユニット製造により、現場での作業時間を従来の1/3〜1/5に短縮できるため、人件費を劇的に削減できます。
コスト比較例(30坪の飲食店):
- 従来の現場施工:職人5名×20日間=人件費400万円
- ユニット製造:職人3名×5日間=人件費60万円
- 削減額:340万円
3. 工期短縮による副次的メリット
工期が短縮されることで、以下のメリットも生まれます。
- 家賃の早期発生を抑制
- 早期オープンによる収益化
- 人件費以外の諸経費削減
- 資金繰りの改善
デザイン性の高い内装を実現
「ユニット製造=画一的で味気ない」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。しかし、現代のユニット製造は、高度なデザイン性と個性を両立できる技術に進化しています。
オーダーメイドユニットの可能性
建材家具ドットコムでは、お客様の設計図面に基づいた完全オーダーメイドのユニット製造が可能です。
製造可能なユニット例:
1. カウンターユニット
- バーカウンター、レジカウンター
- L字型、曲線型など複雑な形状にも対応
- 材質:無垢材、集成材、人工大理石、ステンレスなど
- サイズ:現場に完全フィット
2. 壁面ユニット
- 装飾壁面パネル
- 収納一体型壁面
- 間接照明組込み型
- ブランドロゴやデザイン要素の立体造形
3. ブースユニット
- 半個室ブース
- ソファ一体型ブース
- パーテーション付きテーブル席
4. 天井ユニット
- デザイン天井パネル
- 格子天井
- 間接照明一体型天井
5. 什器ユニット
- ディスプレイ棚
- オープンキッチンの造作
- ワインセラー組込み家具
デザインの自由度
素材の選択:
- 各種木材(オーク、ウォルナット、パイン、アカシアなど)
- 金属(ステンレス、真鍮、鉄、アルミなど)
- 石材・タイル
- ガラス
- レザー・ファブリック
仕上げの多様性:
- 塗装(マット、グロス、アンティーク仕上げなど)
- オイル仕上げ
- 特殊加工(エイジング、彫刻、焼き加工など)
- 組み合わせ仕上げ
カラーバリエーション:
- 既製色から選択
- オリジナルカラーの調色
- グラデーション
- パターン塗装
工場から現場への直送システム
Step 1: 詳細な現場調査と設計
まず、日本の現場を詳細に調査し、正確な寸法を測定します。設計図面をもとに、ユニット分割計画を立案。どの部分をユニット化するか、現場での接合部分をどう処理するかを綿密に計画します。
重要ポイント:
- ミリ単位の正確な寸法測定
- 搬入経路の確認(エレベーター、階段、入口サイズ)
- 現場での組立スペースの確保
- 電気・水道・ガス配管との取り合い
Step 2: 3Dモデリングと承認
CADによる3Dモデリングで、完成イメージを可視化。お客様に事前確認いただき、デザインや仕様を最終決定します。
Step 3: 工場での製造
海外の専門工場で、承認された図面に基づいて製造を開始します。
製造期間:4〜8週間
- 材料調達:1週間
- 製作:2〜5週間
- 品質検査:1週間
- 梱包・出荷準備:1週間
製造過程では、定期的に写真や動画で進捗を報告。問題があればすぐに修正対応します。
Step 4: 品質検査と梱包
完成したユニットは、厳格な品質検査を実施します。
検査項目:
- 寸法精度の確認
- 仕上がり品質の確認
- 機能性の確認
- 接合部の確認
- 付属金具・部品の確認
検査合格後、輸送中の損傷を防ぐため、専門的な梱包を行います。角や突起部分は特に厳重に保護し、パーツごとに番号を付けて識別しやすくします。
Step 5: 海上輸送と通関
輸送期間:2〜3週間
コンテナ船で日本へ輸送。到着後、通関手続きを経て国内配送へ。この間の手続きはすべて建材家具ドットコムが代行します。
Step 6: 現場での組立・設置
日本国内の現場に到着後、専門の施工チームが組立・設置を行います。
設置の流れ(3日間の例):
1日目:搬入と仮組み
- ユニットパーツの搬入
- 番号確認と配置
- 仮組みで全体バランス確認
2日目:本組立
- 専用金具での固定
- 接合部の処理
- 配線・配管との取り合い
- 水平・垂直の微調整
3日目:仕上げと検査
- 接合部の目地処理
- タッチアップ塗装
- 清掃
- 最終検査と引き渡し
現場作業を最小限にする工夫
プレカット・プレフィニッシュ: すべての加工と塗装を工場で完了させることで、現場では組立のみ。騒音や粉塵、臭いを最小限に抑えます。
モジュール設計: ユニットを標準モジュールで設計することで、組立時の精度向上と作業効率化を実現。
専用金具の開発: 簡単・確実に接合できる専用金具により、熟練職人でなくても高品質な組立が可能。
組立マニュアル: 詳細な組立マニュアルと動画を提供し、スムーズな作業を支援。
実際のコスト比較
30坪の和食レストランの内装(実例)
従来の現場施工:
- 設計費:50万円
- 材料費:400万円
- 職人人件費:450万円
- 諸経費:100万円
- 合計:1,000万円
ユニット製造方式:
- 設計費:50万円
- ユニット製造費:350万円
- 輸送費:50万円
- 現場組立費:100万円
- 諸経費:50万円
- 合計:600万円
削減額:400万円(40%削減)
しかも、工期は20日間から7日間に短縮され、家賃や人件費のさらなる削減効果も生まれます。
ユニット製造に適した業態
すべての店舗に適用できるわけではありませんが、以下の業態では特に効果的です。
最適な業態:
- チェーン展開する飲食店(複数店舗で同じデザイン使用)
- カフェ・バー(カウンター中心の業態)
- 小売店舗(什器が主要な内装要素)
- オフィス(パーテーション、デスク環境)
- ホテル客室(標準化された設計)
まとめ:賢い選択で理想の店舗を
ユニット製造による店舗内装は、コストとデザイン性を両立する革新的な選択肢です。建材家具ドットコムの海外工場直送システムにより、高品質でデザイン性の高い内装を、驚くほど低コストで実現できます。
開業資金を有効活用し、設備や運転資金に余裕を持たせることで、開業後の経営安定性が大きく向上します。
お問い合わせ:建材家具ドットコム TEL: 03-4523-8555 / 070-9155-7321
Email: info@jcbo-m.com
まずは無料相談から。あなたの店舗の図面をお見せいただければ、具体的なコスト削減プランをご提案いたします。
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