約3人に2人がGoogle検索を利用

イクシアスが2026年7月に公表した飲食店選びに関する調査では、飲食店を探す際に利用する情報源としてGoogle検索が64.7%で最も高く、食べログ43.7%、Googleマップの飲食店情報38.3%が続いた。現在の店舗集客では、SNSだけ、グルメサイトだけと媒体を一つに決めるのではなく、Google検索やGoogleマップを含めた複数の入口を整備する必要がある。

口コミ点数だけを見る人は約半数

同調査では、口コミ点数をとても参考にする、またはやや参考にすると回答した割合は合計49.3%だった。一方で、点数への依存度が前年より低下し、具体的な口コミ内容や店舗側の返信を重視する傾向が報告されている。つまり4.2点と4.0点の差だけで店舗が選ばれるのではなく、何が評価され、何が不満だったのかまで読まれる時代になっている。

COLLINSが全国1049人を対象に分析した調査でも、飲食店選びは一つの行動ではなく複数タイプに分かれるとしている。グルメサイトを比較して予約する層が33.1%、Googleを中心に候補を絞る層が29.0%など、顧客によって情報探索経路が違う。

店舗情報の不一致が大きな機会損失になる

Googleマップ、Instagram、公式サイト、グルメサイトで営業時間や定休日が異なれば、利用者は予約をためらう。特に臨時休業、営業時間変更、移転などは全媒体を同時に更新する必要がある。メニュー写真が数年前のまま、価格が古い、電話番号が違うといった状態も信用を落とす。

悪い口コミには感情的に反論しない

口コミ返信は将来の来店客も読む公開情報である。事実誤認があれば冷静に説明しつつ、実際に問題があった場合は改善内容を簡潔に伝える方が良い。利用者と長文で争えば、元の口コミ以上に店舗イメージを悪化させる可能性がある。

SNSは写真、Googleは来店直前情報

InstagramやTikTokは料理の魅力や店内の雰囲気を伝えるのに向いている一方、Google検索やマップは営業時間、場所、口コミ、混雑状況など来店直前の意思決定に強い。役割を分け、SNSで興味を持った顧客がGoogleで店舗名を検索しても正確な情報に到達できる状態を作ることが重要だ。

2026年の口コミ対策は高評価を集めることだけではない。検索結果に正確な情報を出し、実際の利用者の声を分析し、店舗として適切に返信する一連の運用が集客そのものになっている。

参考・出典