検索1位は18カ月連続「焼き鳥」

ホットペッパーグルメ外食総研が2026年8月17日に公表した7月の人気検索キーワードでは、「焼き鳥」が18カ月連続で1位となった。2位はうなぎ、3位は焼肉、4位居酒屋、5位寿司だった。上位の顔ぶれは比較的安定しており、流行だけでなく日常的な外食需要が検索行動に強く表れている。

また「記念日」は前月比3.87倍に急増したとされる。検索データは単なる人気料理ランキングではなく、消費者が「今何を食べたいか」「どのような目的で店を探しているか」を把握する手掛かりになる。

SNSだけでは来店に結び付かない

Instagram、TikTok、Xなどで動画や写真が拡散されても、それだけで予約が成立するわけではない。SNSで店を知った利用者が店名を検索し、Googleマップやグルメサイトで営業時間、価格、メニュー、口コミを確認した後に来店するケースも多い。

そのため飲食店のデジタル販促では「投稿を増やす」だけでなく、検索されたときの情報を整えることが重要になる。店舗名、料理ジャンル、駅名、利用目的、価格帯が分かりやすく掲載されていなければ、検索結果に表示されても選ばれにくい。

口コミは返信まで含めて店舗コンテンツ

口コミに対する店舗側の返信も新規顧客が見る情報になる。高評価への定型的なお礼だけでなく、具体的な料理名やサービス内容に触れれば、店舗の特徴を自然に伝えられる。低評価に対しては感情的に反論するのではなく、確認できる事実と改善策を簡潔に伝えることがブランド保護につながる。

  • 検索対策:料理名、地域名、利用目的を正確に掲載する
  • 写真:看板商品、店内、入口、価格が分かる画像を用意する
  • 口コミ:定期的に確認し、事実に基づいて返信する
  • SNS:投稿から予約ページまでの導線を短くする

流行ワードをそのまま真似しない

検索順位が高い料理を新たに導入すれば成功するわけではない。既存の業態と相性が悪ければ厨房設備や仕入れが増え、経営効率を悪化させる。重要なのは検索データを新メニューの答えとして使うのではなく、消費者需要を理解する材料として使うことである。

SNS、口コミ、検索サイト、地図情報が分断されていた時代は終わりつつある。2026年の販促では、発見から検索、比較、予約、来店、口コミ投稿までを一つの顧客導線として管理することが重要になる。