\n\n\n\n\n
ホーム中国工場中国工場の生産能力を見抜く方法|設備・外注・繁忙期を確認する
中国工場

中国工場の生産能力を見抜く方法|設備・外注・繁忙期を確認する

「大きな工場=納期が早い」ではない

中国工場を訪問すると、大型設備や広い工場を見るだけで安心してしまうことがあります。しかし重要なのは工場全体の最大能力ではなく、自社案件を必要な期間に処理できる余力があるかです。

製造工程を分解する

家具なら木工、金属加工、塗装、張り、組立、検品、梱包など複数工程があります。工場が木工設備を大量に持っていても塗装工程がボトルネックなら完成数量は増えません。製品ごとにどの工程が時間を要するか確認します。

内製と外注を確認する

すべてを自社工場で製造している必要はありません。専門業者への外注によって高品質を実現する場合もあります。問題は、外注している事実を発注者が知らず、納期・品質を誰が管理するのか不明な状態です。塗装、メッキ、石材加工、ガラス、張地加工など主要工程の外注状況を確認します。

設備台数だけで判断しない

設備があっても稼働できる技術者が不足していれば生産能力は上がりません。逆に手作業中心でも熟練作業者が多い工場では小ロット製品へ柔軟に対応できることがあります。OEM店舗家具では量産品工場とオーダー家具工場で得意分野が異なります。

現在の受注状況を確認する

月産能力が1万個でも、すでに9,500個分の受注が入っていれば余力は限定されます。「月産何個ですか」だけでなく「当社案件をいつラインへ投入できますか」と聞くことが重要です。

繁忙期を考える

連休前後、季節需要、大口案件などにより通常より生産が混雑する場合があります。発注予定時期の稼働状況を確認し、通常期のリードタイムをそのまま当てはめないようにします。

材料調達能力も生産能力

加工設備が空いていても材料が届かなければ製造できません。特殊張地、金物、木材、石材など主要材料の調達先とリードタイムを確認します。代替材料へ変更する場合の承認手続も必要です。

大量案件では分割生産を検討

ホテルや多店舗展開など数量が多い場合、一括完成を待つよりロットを分けて生産・検品する方法があります。初期ロットで問題を発見できれば後続ロットへ改善を反映できます。

現地で見るポイント

  • 製造中の商品に案件番号があるか
  • 工程ごとの仕掛品量
  • 設備の実稼働状況
  • 材料在庫の管理方法
  • 外注品の受入検査
  • 完成品置場の混雑状況

実務チェックポイント

  • 主要工程を一覧化する
  • 内製・外注を確認する
  • ボトルネック工程を確認する
  • 現在の受注量を聞く
  • 材料調達期間を確認する
  • 自社案件の生産開始予定日を確認する
  • 量産中も進捗を定期確認する

生産能力とは工場のカタログ上の月産量ではなく、「必要な品質の商品を必要数量、指定期限までに完成できる実行能力」です。設備、材料、人員、外注、受注状況を組み合わせて判断します。