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ホーム建材・家具飲食店の造作家具を失敗しない発注方法|図面・サンプル・製作図・検品の流れ
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飲食店の造作家具を失敗しない発注方法|図面・サンプル・製作図・検品の流れ

造作家具は「図面どおり作る」だけでは成功しない

ベンチ、カウンター、収納棚、サービス台などの造作家具は、店舗寸法に合わせて製作できることが最大の利点です。一方、建築工事と家具製作の寸法認識がずれると、現場に入らない、壁との隙間が出る、コンセントを塞ぐといった問題が発生します。発注では設計図と製作図の役割を分けることが重要です。

設計図から製作図へ落とし込む

設計者の家具図には全体寸法や意匠を示し、家具製作会社が材料厚、接合、金物、分割、固定方法などを製作図にします。製作開始前に設計者・施工者・設備業者で製作図を確認し、壁、床、電気、給排水との干渉をチェックします。

段階 確認内容
基本設計 用途、外形、収納量
材料承認 木、化粧板、張地、金物
現場採寸 実際の壁・床寸法
製作図 詳細寸法、分割、固定
製作 承認図面に基づく加工
検品 寸法、色、傷、動作

現場採寸前に量産しない

既存建物では壁が完全な直角・垂直ではないことがあります。内装下地完成前の図面寸法だけで壁いっぱいの家具を製作すると、数ミリから数センチの誤差で入らないことがあります。製作工程上可能であれば、仕上げ寸法が確定した段階で現場採寸します。

設備開口を忘れない

家具背面にコンセント、LAN、給排水、点検口、空調リモコン等がある場合、開口位置を正確に製作図へ反映します。設備位置が変更されたら家具図も同時に更新します。設計図面の版管理が不十分だと、古い設備位置で家具が製作されることがあります。

材料サンプルは量産前に承認する

木部色、塗装艶、化粧板、金属塗装、張地などは、小さくても現物サンプルで承認します。デジタル画像は画面によって色が違うため、最終色判断には不向きです。複数家具で同じ色を使う場合は基準サンプルを一つ決めます。

実務チェックポイント

  • 家具ごとに用途と収納物を決める
  • 製作図を承認してから製造する
  • 現場寸法確定後に最終採寸する
  • 設備開口・点検口を家具図へ反映する
  • 色・張地・金物を現物承認する
  • 大型家具は搬入可能な分割構造にする
  • 納品時に傷・扉・引出しを全数確認する

造作家具の品質は職人の加工技術だけでなく、製作前の情報精度で決まります。図面、現場寸法、材料サンプル、設備情報を一つずつ承認する仕組みを作ることが、やり直し防止の最も確実な方法です。