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飲食店で使う金物の選び方|ステンレス・真鍮・黒皮鉄の特徴と腐食対策

結論:金物は色ではなく母材と表面処理まで指定する

店舗図面で「黒金物」「ゴールド金物」とだけ指定すると、設計者が意図した耐久性にならない場合があります。同じ外観でも母材や表面処理が異なるため、使用場所に応じて仕様を明確にします。

ステンレス

厨房周辺を含め広く使用されますが、ステンレスだから絶対に腐食しないわけではありません。環境、薬品、塩分、異種金属との接触などによって腐食が生じる可能性があります。ヘアライン、鏡面等の仕上げによって見え方や傷の目立ち方も変わります。

真鍮

経年変化をデザインとして楽しめる材料ですが、常に新品同様の光沢を求める店舗ではメンテナンス方法を決めておく必要があります。クリア塗装等の表面処理をする場合も、摩耗する場所では変化の仕方を確認します。

黒皮や塗装仕上げは店舗デザインで多用されます。水がかかる場所では錆対策が重要です。溶接後の処理や切断面まで仕上げ仕様を統一します。

手が触れる場所

ドアハンドル、手すり、カウンター金物は指紋や皮脂が付きます。サンプルを手で触り、汚れの見え方と清掃方法を確認すると実際の運用を判断しやすくなります。

異種金属の組合せ

異なる金属を接触させるディテールでは環境条件によって電食等の問題を考慮する必要があります。屋外や水分の多い場所では設計者・製作会社へ使用環境を伝えて仕様を決定します。

チェックポイント

  • 母材を指定する
  • 表面処理を指定する
  • 水・塩分・清掃薬剤の有無を確認
  • 溶接部と切断部の仕上げを確認
  • 指紋や傷の目立ち方をサンプル確認
  • 交換可能な固定方法にする

まとめ

金物は小さな部材ですが、触れる頻度が高いため店舗の品質感を左右します。色見本だけではなく、素材、表面処理、使用環境、清掃方法まで仕様書に記載することが重要です。