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海外調達した家具・建材を店舗工事にどう組み込む?設計施工との連携方法

Q. 中国で家具や建材を買えば、施工会社へ渡すだけで取り付けてもらえますか?

A. 商品によっては可能ですが、造作家具、照明、建材などは設計段階から施工会社との調整が必要です。

海外工場と日本の現場を直接つなぐだけでは不十分

工場は製品を作る専門家、施工会社は現場を作る専門家です。その間に寸法、取付方法、電源、下地、搬入条件などの情報を統合する役割が必要です。

製作図を施工図と照合する

壁面什器やカウンターは数ミリから数センチの違いでも納まらない場合があります。工場図面だけで製造開始せず、日本側の設計者・施工者が建築寸法と照合します。

現場実測のタイミング

既存建物では図面と実際の壁寸法が違うことがあります。解体後でなければ正確な寸法が分からない部分もあります。どの寸法を設計図で確定でき、どの寸法を現場実測後に確定するかを分けます。

取付金物と下地

重量什器や壁付家具では、壁側に必要な下地を施工段階で入れておく必要があります。商品到着後に下地がないことが判明すると壁を再施工する可能性があります。取付穴、金物、アンカー位置を事前共有します。

電気製品・照明

照明や電気設備では法規適合性に加え、電圧、電源位置、ドライバー、取付方法を確認します。輸入してから電気工事業者へ渡すのではなく、購入前に仕様書を施工側へ確認してもらいます。

納品場所を決める

工事中の店舗は資材置場が限られます。海外貨物が早く到着した場合に保管できる倉庫を確保するのか、直接現場へ納品するのかを決めます。搬入日時、車両制限、エレベーター使用時間なども管理します。

責任範囲を明確にする

  • 工場:製品製造と梱包
  • 物流会社:国際輸送・配送
  • 輸入者:輸入手続と商品管理
  • 施工会社:現場側設備・取付
  • 設計者:寸法・デザイン整合

案件ごとに実際の契約範囲は異なるため、誰が何を確認するかを書面化します。

実務チェックポイント

  1. 海外発注品一覧を作る
  2. 各商品の承認期限を設定
  3. 製作図を施工側が確認
  4. 必要な下地・電源を先行施工
  5. 納期を工程表へ反映
  6. 搬入計画を作成
  7. 取付担当を明確化

海外調達の成否は商品価格より「設計・製造・物流・施工を一つの工程表で管理できるか」で決まります。