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海外から店舗家具・建材を輸入するときの実務|価格だけで比較してはいけない理由

結論:海外調達は工場価格ではなく「店舗に使える状態までの総コスト」で比較する

海外の家具・建材は価格やデザイン面で魅力的な場合があります。しかし見積書の製品単価だけを国内品と比較すると正しい判断になりません。国際輸送、国内配送、通関、梱包、検品、破損対応、施工、法令確認まで含めて比較します。

寸法・単位を統一する

家具図面ではmmを基本にするなど、単位を明確にします。「約50cm」のような指示で量産せず、承認図面に最終寸法を記載します。建材では厚さの違いが施工下地や見切りに影響します。

日本で使用可能か確認する

海外で一般的に販売されている製品でも、日本の建築・消防・電気関係の条件にそのまま適合するとは限りません。特に壁・天井材、電気照明、火気設備周辺材料などは、必要な証明を発注前に確認します。

梱包仕様を確認する

家具は工場出荷時に正常でも輸送中に傷むことがあります。椅子脚、天板角、石材など破損しやすい部分の梱包方法を確認します。木箱等を使用する場合は重量や廃材処理も考慮します。

予備品を確保する

海外品は一個だけ追加発注すると国際輸送費が割高になります。タイル、張地、金物、脚キャップ等は初回輸入時に補修用を確保すると合理的です。

納期には余裕を持つ

製造期間だけで工程を組まず、検品、出荷、国際輸送、通関、国内配送まで考えます。開業日直前に到着する工程では、破損や数量不足が判明しても交換する時間がありません。

チェックポイント

  • 承認図を作成したか
  • 材料サンプルを確認したか
  • 日本で必要な法令・認定を確認したか
  • 梱包仕様を確認したか
  • 出荷前検品を計画したか
  • 補修用予備品を発注したか
  • 輸送遅延の余裕を工程に入れたか

まとめ

海外調達そのものが高リスクなのではなく、仕様と責任分界が曖昧な調達が高リスクです。設計、製造、輸送、施工の境界を明確にし、国内で使用するために必要な資料を発注前に揃えることが成功の条件です。

参考・出典