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ホーム調達・導入事例天然石・タイルの海外調達―ロット違いと色柄差を現場トラブルにしない方法
調達・導入事例

天然石・タイルの海外調達―ロット違いと色柄差を現場トラブルにしない方法

結論:天然素材は「商品番号」ではなく実際のロットで承認する

ホテルや飲食店では天然石、タイルなどを海外から調達することがあります。注意すべきなのは、カタログ写真や小さなサンプルと大量納入品の見え方が同じとは限らないことです。

天然石は自然材料であり、同じ石種でも色、筋、斑点、柄が変化します。タイルも生産ロットが変われば色調や寸法に差が生じる可能性があります。

必要数量は施工ロスを含める

図面上の施工面積と発注数量を同じにしてはいけません。切断、割付、破損、将来補修を考え、設計者・施工会社と必要な予備数量を決めます。

特殊な石材や海外タイルは追加発注すると同一ロットを確保できない可能性があるため、初回に補修用在庫まで確保する考え方があります。

大判写真と仮並べで確認する

天然石では数枚だけを見るのではなく、一定数量を並べた状態で色柄バランスを確認します。壁面やカウンターなど意匠上重要な場所では、工場で仮並べし、番号を付けて施工順序を指定する方法があります。

寸法精度と表面仕上げを確認する

石材では厚み、切断寸法、面取り、磨き、穴加工を製作図と照合します。現場で加工できない複雑なカウンター材は、設備開口位置まで事前確認します。

梱包が品質を左右する

重量物の石材は輸送中の割れ対策が重要です。箱やラック内で材料が動かないよう固定し、角部を保護します。木製梱包材を国際輸送に使用する場合は輸出入先の植物検疫上の要求も物流会社へ確認します。

現場で箱番号を追えるようにする

施工位置を指定した石材をランダムに開梱すると仮並べの意味がなくなります。Packing No.と施工図のStone No.を一致させ、どの箱にどの石が入っているか管理します。

チェックポイント

  • 実際の生産ロットで色を確認する
  • 予備数量を施工会社と決める
  • 意匠面は仮並べ写真を承認する
  • 石材一枚ごとに番号管理する
  • 寸法・厚み・加工穴を検品する
  • 角部保護と固定方法を確認する
  • 施工順をPacking Listへ反映する

天然石・タイルの海外調達では、数量を買って終わりではありません。「どの材料を、どの場所へ、どの順番で施工するか」まで管理することで設計意図を現場に再現できます。