輸入通関で必要な書類は何ですか?中国から店舗家具を輸入する基本資料

Q. 中国から店舗家具を輸入するとき、通関にはどんな書類が必要ですか?
A. 貨物や取引内容によって異なりますが、基本的な商業書類に加え、品目分類・原産地・他法令確認に必要な商品資料を準備します。
最も重要なのは、商品を発送してから書類を作るのではなく、発注時から輸入申告に必要な情報を集めることです。
基本となる商業書類
Commercial Invoice
売手・買手、商品名、数量、単価、価格、取引条件等を記載する重要書類です。商品名を「Furniture」だけにせず、通関担当者が品目を判断できるよう具体化します。
Packing List
梱包数、重量、容積、各箱の内容等を示します。店舗家具では箱番号と現場納品表を共通化すると開梱作業にも役立ちます。
運送関係書類
海上輸送では船荷証券等、輸送形態に応じた運送書類が関係します。物流会社の指示に従って準備します。
HS分類用の商品資料
税関の品目分類は名称だけで決まらないことがあります。家具・建材・照明・厨房用品を混載する場合は、商品ごとに写真、材料、用途、構造を整理します。
- 製品写真
- カタログ
- 材質表
- 図面
- 用途説明
RCEP等を利用する場合
協定税率を適用する場合は、原産地に関する必要書類・情報を準備します。RCEPでは証明方法によって原産品申告書や追加説明資料等が関係するため、通関業者と事前に確認します。
他法令対象商品
食器・調理器具など食品衛生法の確認が必要な商品、植物検疫対象となる木材、電気製品などは税関申告以外の手続や確認が必要になる場合があります。
「家具と一緒のコンテナだから家具として一括通関」という考え方ではなく、商品別に整理します。
インボイス価格と課税価格
税関の関税評価では、インボイスに記載された価格が必ずしもそのまま最終的な課税価格になるとは限りません。取引価格に加算すべき要素がある場合などは確認が必要です。
サンプルや無償品を含む場合も、単に価格を0と記載すればよいとは限らないため通関業者へ確認します。
書類の数字を一致させる
Invoiceでは100脚、Packing Listでは98脚というような不一致は通関・倉庫作業の混乱につながります。出荷前に次を照合します。
- 品名
- 品番
- 数量
- 梱包数
- 重量
- 価格
- 原産国
輸入書類管理表
| 書類 | 作成・取得 |
|---|---|
| Invoice | 輸出者 |
| Packing List | 輸出者 |
| 運送書類 | 物流関係者 |
| 商品仕様 | 工場・輸入者 |
| 原産地資料 | 制度に応じ準備 |
通関を早くする最大のポイントは、到着後に質問へ回答することではなく、発送前に商品情報を通関担当者へ渡して確認しておくことです。