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飲食店物件の搬入条件を確認する|食材・酒・厨房機器が入らない物件を避ける

結論:搬入は開業時と営業時の二つに分けて確認する

飲食店物件では、毎日の食材・飲料搬入と、開業工事時の大型厨房機器搬入という二種類の物流があります。客が入れるから厨房機器も入るとは限りません。冷蔵庫、製氷機、食洗機、オーブンなどは大きく重いため、入口、廊下、階段、エレベーターの寸法が問題になります。

大型機器は搬入経路を実測する

厨房機器を発注する前に、道路から設置場所までの最小開口寸法を確認します。扉幅だけでなく、曲がり角、天井高さ、段差、エレベーター扉、かご寸法も測定します。

機器が入らなければ分解搬入やクレーン搬入が必要となり、費用と工期が増えます。外壁や窓を一時撤去する計画は貸主承諾が必要です。

日常搬入は時間帯が重要

商業施設や複合ビルでは搬入口の利用時間が決められている場合があります。早朝仕入れを予定しているのに搬入口が利用できなければ、仕入先やオペレーションを変更する必要があります。

酒類や米は重量がある

階段しかない2階・地下店舗では、毎日の飲料、米、食材搬入がスタッフ負担になります。開業時には問題なくても、長期運営では人件費や労働環境に影響します。

経路 確認事項
道路 配送車が停車できるか
搬入口 利用時間・予約
エレベーター 寸法・重量・利用時間
店舗入口 扉幅・段差・曲がり角

契約前チェック

  • 厨房機器最大寸法を確認
  • 搬入経路を実測
  • エレベーター積載条件を確認
  • 搬入口利用規則を確認
  • 配送車の停車条件を見る
  • 早朝・深夜搬入の可否を確認
  • 客動線との交差を確認

商店街では車両規制も確認する

歩行者専用時間帯や車両進入規制がある道路では、配送可能時間が限定される場合があります。物件前に車を止められるように見えても、実際の交通規制を確認する必要があります。

搬入条件を仕入先にも確認する

候補物件が絞れた段階で、主要仕入先へ住所と搬入条件を伝え、配送可能か確認すると実務的です。店舗側だけで成立すると考えず、物流側の条件も照合します。

搬入経路は売上を生まないスペースですが、毎日の営業を支えるインフラです。入口の見栄えだけでなく、裏側から店舗を評価することが飲食店物件選びでは重要です。