中国工場の量産開始前チェック|PPミーティングで仕様変更と伝達漏れを防ぐ

結論:量産開始直前に全条件を一度リセットして確認する
中国OEMでは、営業担当者との打ち合わせ内容が、そのまま製造現場へ正確に伝達されるとは限りません。特に試作中に仕様変更を繰り返した案件では、旧図面や旧サンプルが残っている可能性があります。そのため量産開始前の最終確認が重要です。
PPミーティングで確認する内容
量産前の打ち合わせでは、営業担当だけでなく可能な範囲で生産管理、品質担当など製造に関係する担当者にも最終仕様を共有します。
| 項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 図面 | 最新版の改訂番号 |
| サンプル | 最終承認品 |
| 材料 | 材質、厚さ、メーカー等 |
| 数量 | 品番別数量 |
| 品質 | 検査項目と判定基準 |
| 梱包 | 梱包仕様、ラベル |
| 納期 | 工程日程と出荷予定 |
変更履歴を読み合わせる
「最終図面を送ったので大丈夫」と考えず、試作後の変更点を一覧化します。例えば脚の位置変更、塗装色変更、クッション厚変更、金物変更などを一項目ずつ確認します。
材料投入前に止めるポイントを作る
重要な材料や高額部材は、発注後すぐ加工せず、材料写真や仕様を確認してから加工開始する方法も有効です。誤った材料を大量加工した後では修正コストが大きくなります。
初品確認を設定する
量産の最初の数台・数個を完成させた段階で、寸法、色、構造などを確認し、その結果を量産へ反映します。完成後の全数手直しより、初期段階で工程を修正する方が合理的です。
実務チェックポイント
- 最新版図面を一つに統一する
- 変更履歴を読み合わせる
- 材料を再確認する
- 品番別数量を確認する
- 検品基準を製造側へ共有する
- 初品確認のタイミングを決める
- 出荷予定日から工程を逆算する
量産前確認に数時間使うことで、量産後の大規模な手直しを防げる可能性があります。中国工場調達では、製造開始前が最も低コストで修正できる最後の段階です。