飲食店の厨房機器と内装工事はどの段階で寸法を確定する?

結論:厨房機器は内装着工前に主要仕様を確定する
飲食店では厨房機器を最後に購入すればよいと思われがちですが、実際には厨房機器が給排水、電気、ガス、排気、防災、床、壁など多くの工事へ影響します。
機器リストを作る
冷蔵庫、製氷機、食器洗浄機、シンク、レンジ、フライヤーなど、設置予定機器を一覧化します。メーカー・型番が未確定でも、必要寸法と設備条件を仮設定します。
設備条件を図面へ反映する
- 給水位置
- 排水位置
- 電源容量と位置
- ガス接続
- 排気接続
- 必要な離隔
これらを設備図へ落とし込み、厨房業者と内装施工会社で共有します。
排気計画は早期確認
加熱機器を変更すると必要なフードや排気計画が変わる可能性があります。物件側の排気ルートに制約がある場合、厨房機器選定より先に排気条件を確認する必要があります。
搬入寸法を確認する
大型冷蔵庫などは内装完成後に搬入できないことがあります。厨房区画の壁や扉を施工する前に搬入する必要がある機器がないか確認します。
衛生面も考慮する
厨房計画は営業許可に関係する施設基準も確認しなければなりません。自治体ごとの具体的な確認事項について、計画段階で管轄保健所へ相談することが有効です。
変更管理
発注後に機器型番を変更した場合、設備条件も必ず再確認します。「同じ幅だから交換可能」とは限らず、電気容量や排水位置が違う場合があります。
実務チェックポイント
- 厨房機器リストを作成
- 機器承認図を収集
- 給排水位置を設備図へ反映
- 電気・ガス容量を集計
- フード・排気条件を確認
- 搬入経路を確認
- 保健所へ事前相談
- 機器変更時は設備図も更新
厨房、内装、設備を別々の会社へ発注する場合ほど、情報統合の責任者を決めることが重要です。最終的な施工図を一つにまとめ、現場着工前に干渉を確認してください。
