海外家具の輸入ではLCLとFCLのどちらを選ぶ?

結論:CBMと商品特性を確認して総費用で比較する
中国から家具を海上輸送するとき、貨物が少なければLCL、量が多ければFCLという基本的な考え方があります。ただし、単純な数量だけで判断するのではなく、容積、重量、商品の壊れやすさ、集荷場所、納期などを含めて比較します。
LCLとは
LCLは一つのコンテナへ複数荷主の貨物を混載する方法です。自社貨物だけでコンテナを満たせない小口輸送に利用しやすい一方、混載・仕分け等の工程が増えます。
FCLとは
FCLは原則として一荷主がコンテナ単位で利用する輸送です。家具数量が多い大型店舗や複数店舗案件では検討しやすくなります。
家具は容積が重要
家具は比較的軽くても大きな空間を占めます。完成状態の椅子やソファは特に容積が増えるため、工場見積時にカートンサイズと梱包後CBMを取得してください。
ノックダウン梱包の効果
テーブル脚などを分解できる製品は梱包容積を小さくできます。ただし日本到着後に組立作業が必要となるため、物流費だけでなく現場作業費との比較が必要です。
複数工場の商品をまとめる
椅子、テーブル、照明、タイルなどを別工場で製造する場合、中国側倉庫へ集約して一括輸送する方法があります。ただし入庫検品、保管、再梱包などの管理費用が発生する場合があります。
現場配送まで比較する
海上運賃だけ安くても、到着港での作業や国内配送を含めると総額が変わります。店舗着まで同一条件でLCLとFCLを比較してください。
実務チェックポイント
- 梱包後CBMを取得
- 総重量を確認
- LCL・FCL両方の見積を取得
- 中国側費用を確認
- 日本側費用を確認
- 破損しやすい商品の有無を確認
- 現場搬入条件を確認
物流方式は工場発注後ではなく、商品選定と並行して検討すると効果的です。家具の梱包設計を変更するだけで必要容積が変わることもあるため、調達担当者と物流会社を早い段階で連携させてください。
