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中国工場の見積書はどこを確認すればよいですか?EXW・FOB・CIFを含む実務チェック

Q. 中国工場から見積書が届きました。金額以外に何を確認すべきですか?

A. 最低でも仕様、数量、単価、梱包、製作期間、支払条件、貿易条件を確認します。同じ10万元という見積でも、工場渡しか、中国港まで含むか、日本港まで運賃を含むかによって実質価格は異なります。

最初に製品仕様を固定する

見積比較前に、同じ仕様で価格が出ているか確認します。家具なら材料、板厚、塗装、金物、生地、クッション、寸法が違えば価格比較になりません。

中国語名称だけでは品質条件を十分に表せないことがあるため、図面、材料サンプル、写真、色番号等を併用します。

EXW・FOB・CIFとは何か

国際取引ではIncotermsによる条件が用いられます。実務上よく見る代表例がEXW、FOB、CIFです。ただし契約時には適用するIncotermsの版や指定地・港を明記する必要があります。

条件例 実務上の確認
EXW 工場から先の物流手配範囲を確認
FOB 指定船積港までの費用範囲を確認
CIF 指定仕向港までの運賃・保険の範囲を確認

名称だけで費用を推測せず、見積に何が含まれ何が含まれないかを物流会社と確認します。

梱包費を確認する

店舗家具では梱包方法が輸送品質に直結します。段ボールだけなのか、角当て、発泡材、木枠、パレットが含まれるのかを確認します。石材やガラスを含む製品は通常家具より梱包仕様が重要です。

製作期間の起点を確認する

「30日」と書かれていても、注文日から30日なのか、入金後なのか、図面承認後なのかで実際の完成日は異なります。量産開始条件を書面化します。

支払条件

前金と残金の比率、残金支払時期を確認します。可能なら残金支払前に検品工程を設け、品質確認と支払いを連動させます。ただし条件は工場との契約・取引実績等によって異なります。

追加費用の確認

  • サンプル製作費
  • 金型・治具費
  • ロゴ加工費
  • 梱包費
  • 中国国内輸送費
  • 輸出関連費用
  • 検品費
  • 予備部品

見積比較は同一フォーマットで行う

工場AはFOB、工場BはEXWという状態で単価を比較してはいけません。最終的には同一条件に換算し、日本の店舗まで納品する総額で比較します。

安い見積を探すことより、何が価格に含まれているかを明確にすることが、中国調達の予算管理では重要です。