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中国工場への発注前チェックリスト|見積から量産開始までの確認事項

発注前の10分が数週間の手戻りを防ぐ

中国工場とのトラブルには、製造技術そのものではなく「発注時に確認していなかった」ことが原因のものが少なくありません。発注後に材料、寸法、梱包、納期などを決め始めると、生産を止めたり追加費用が発生したりします。

1. 契約相手を確認する

見積を出した会社、契約会社、製造工場、代金受取会社の関係を確認します。商社経由の場合は製造責任と品質対応の窓口を明確にします。

2. 製品番号を統一する

図面、見積、発注書、梱包リストで同じ品番を使用します。「黒い椅子」「大きいテーブル」など名称だけで管理すると数量間違いの原因になります。

3. 最新図面を確定する

図面番号とRevisionを確認します。設計会社が持つ最新版と工場が持つ最新版が一致しているかを発注直前に再確認します。

4. 材料を確定する

主要材料、表面仕上げ、色、張地、金物などを確認します。未決定項目がある場合、いつまでに誰が決定するかを工程表へ入れます。

5. 数量とMOQを確認する

品番別数量、色別数量、予備品を確認します。MOQを満たすための余剰発注がある場合は在庫保管まで考えます。

6. サンプル承認状況を確認する

サンプル未承認のまま量産する場合、そのリスクを明確にします。修正指示がすべて製造図へ反映されているかも確認します。

7. 価格条件を確認する

単価、通貨、金型、サンプル、梱包、輸送範囲などを確認します。Incotermsを使用する場合は条件と指定場所を明確にします。

8. 納期を確認する

量産開始日、材料入荷、完成予定、検品予定、出荷予定を確認します。「30日」という期間だけでなく具体的な工程日程へ落とします。

9. 検品条件を確認する

誰が、いつ、どの基準で検品するかを決めます。第三者検品を利用する場合、工場が検品を受け入れることも事前確認します。

10. 梱包を確認する

完成後に梱包方法を決めるのではなく、見積段階から確認します。特に石、ガラス、大型家具は梱包費と容積が物流費へ影響します。

11. 支払い条件を確認する

前金、残金の金額と支払時期、受取口座を確認します。口座変更があった場合は既知の連絡経路で再確認します。

12. 現場条件を確認する

大型什器の場合、搬入口、エレベーター、階段、設置場所まで確認します。工場では完成しても日本の店舗へ搬入できないサイズでは意味がありません。

最終チェック

  • 法人確認済み
  • 品番統一済み
  • 図面承認済み
  • 材料承認済み
  • 数量確定済み
  • サンプル承認済み
  • 価格・貿易条件確認済み
  • 工程表確認済み
  • 検品基準確認済み
  • 梱包仕様確認済み
  • 支払い条件確認済み
  • 搬入条件確認済み

発注書を送ることは製造開始の合図です。その前に未決定事項をできるだけ減らすことが、最も低コストなトラブル防止策になります。