店舗用ソファを中国で特注するとき、図面には何を書けばよい?

結論:平面寸法だけで発注しない
飲食店のベンチソファや壁付けソファを中国工場で製造する場合、W×D×Hだけを伝えるのでは情報不足です。ソファは座り心地、内装との納まり、搬入、電源や巾木との干渉まで関係します。
最低限必要な寸法
- 全幅
- 全高
- 全奥行
- 座面高
- 座面奥行
- 背もたれ高さ
- 背もたれ角度
- 脚・台輪寸法
テーブルとの組合せでは、座面前端とテーブル脚の位置関係も重要です。
内部仕様を決める
木下地、金属フレーム、ウレタン等の構成を確認します。特に座面の硬さは写真では判断できないため、可能であればサンプルで確認します。
張地を指定する
色番号だけでなくメーカー、品番、材質、必要性能などを記録します。工場手配品を使用する場合は量産前に現物を承認します。飲食店では汚れや清掃方法も選定条件です。
現場寸法との整合
壁付けソファは図面寸法通りに製作しても、現場の壁が完全に直角・水平とは限りません。造作に近い製品では、内装工事進行後の実測値を反映して最終寸法を確定する方法が安全です。
分割位置が重要
長さ4mのソファを一体で製造しても、エレベーターや入口から搬入できない可能性があります。搬入経路を確認し、工場製作時点で適切な位置に分割します。
設備との干渉
壁コンセント、床コンセント、点検口、巾木、柱、空調などとの干渉を確認します。ソファ下に電源を設ける場合は施工会社との寸法共有が必要です。
実務チェックポイント
- 平面・正面・断面図を作る
- 座面高と奥行を指定
- 内部構造を確認
- 張地現物を承認
- 現場実測値を反映
- 搬入経路から分割寸法を決定
- コンセント等との干渉を確認
- 施工固定方法を確認
特注ソファは家具であると同時に内装の一部です。家具工場だけで完結させず、設計者、施工会社、調達担当者が同じ承認図を共有することが成功のポイントです。
