中国製のタイル・石材を飲食店で使うとき何を確認すべきですか?

Q. 中国製タイルや石材を店舗内装に使うときの注意点は何ですか?
A. サンプルの見た目だけで選ばず、量産時の色差・寸法・厚み、使用場所、施工方法、輸送破損、追加発注まで考えて選定してください。
天然石は一枚ごとに表情が違う
天然大理石などは工業製品の印刷柄とは異なり、同じ石種でも色、柄、筋が変わります。小さなサンプル1枚だけを見て大量発注すると、実際のロットが想定と違って見える場合があります。重要な壁面やカウンターでは、スラブ写真やロット全体の状態を確認します。
寸法と厚みを確認する
タイルは呼び寸法だけでなく実寸、厚み、目地幅を確認します。異なる工場の商品を同一面で組み合わせる場合、厚み差によって施工調整が必要になることがあります。
床材は使用環境を考える
飲食店の床は水、油、洗剤などにさらされます。厨房や入口など滑りやすい場所では、意匠だけでなく使用場所に適した性能を設計者・施工会社と確認します。壁用として選定された材料を床へ転用するような判断は避けるべきです。
輸送破損を前提に数量を考える
タイルや石材は重量があり、角欠けや割れが発生する可能性があります。必要数量ぴったりを発注すると、施工中の加工ロスや将来の補修に対応できません。施工会社と相談し、割付、加工ロス、予備分を含めた数量を決めます。
追加発注で同じ色が来るとは限らない
天然石や焼成品ではロット差が発生する可能性があります。開業後に一部破損して同じ商品を注文しても、完全に同じ色調にならないことがあります。そのため補修用として一定数量を国内で保管する方法があります。
梱包も重要
石材は木箱等で梱包されることが多く、重量配分や荷役方法を確認します。木材こん包材を使用する場合は植物検疫上の条件も確認してください。
実務チェックポイント
- 実物サンプルを確認する
- 天然石はスラブ・ロット写真を確認する
- 実寸と厚みを確認する
- 施工会社に下地と接着方法を確認する
- 必要数量に加工ロス・予備分を加える
- 梱包仕様を確認する
- 完成検品で割れ・欠けを確認する
- 補修用在庫を残す
タイル・石材調達は「1㎡いくら」だけでは判断できません。施工ロス、輸送破損、ロット差、補修在庫まで含め、店舗完成後まで使える数量計画を作ることが重要です。
