中国から家具・建材を輸入すると納期はどのくらい必要ですか?

Q. 中国から家具や建材を輸入する場合、何日前に発注すればよいですか?
A. 「工場の製作日数」だけでなく、仕様確定から店舗搬入までを一つの工程として逆算してください。中国工場が「30日で完成」と回答しても、30日後に東京の店舗へ届くという意味ではありません。
輸入調達の工程
- 仕様・数量確定
- 見積と発注条件確認
- 製作図作成・承認
- サンプル製作・確認
- 材料調達
- 量産
- 完成検品
- 梱包
- 中国国内輸送
- 輸出・船積み
- 国際輸送
- 日本側輸入通関
- 国内配送
- 現場搬入・施工
この中で一つでも遅れると後工程が連鎖的に遅れます。特に特注品では、図面承認やサンプル修正が想定以上に時間を要することがあります。
船の到着日を開業日に近づけない
海上輸送では船便のスケジュール変更、港湾混雑、天候、通関確認などによって予定が動く可能性があります。店舗オープン前日にコンテナが到着するような工程は危険です。
家具は可能であれば内装工事の終盤より前に国内へ到着させ、倉庫等で一時保管できる工程を検討します。保管費は発生しますが、開業延期の損失と比較して判断します。
中国の大型連休も確認する
春節や国慶節等の前後は、工場の人員、材料供給、国内物流などに影響が出ることがあります。連休直前の出荷を前提とした工程ではなく、余裕を持った発注が重要です。
航空便への切替は最後の手段
納期が遅れた際、一部商品を航空輸送する方法があります。しかし家具や石材など重量・容積の大きい商品では輸送費が大幅に上昇する可能性があります。開業に不可欠な部品だけを航空便、本体を海上便にするなどの判断も考えられます。
実務チェックポイント
- 店舗オープン日から逆算する
- 製作期間と輸送期間を分けて管理する
- サンプル修正期間を確保する
- 検品後に再製作できる予備期間を設ける
- 中国の祝日を確認する
- 船便の遅延リスクを工程に入れる
- 通関に必要な資料を出港前に揃える
- 国内保管場所を検討する
輸入納期で重要なのは最短日数ではなく、多少問題が起きても開業日に間に合う工程を作ることです。工場の回答した製造日数だけを開業計画へ入力しないようにしてください。
