輸入家具の予備品は何個必要?開業後の補修まで考えた発注方法

結論:必要数量ぴったりではなく「営業継続」を基準に決める
飲食店の椅子が60脚必要なら60脚だけ輸入すればよい、とは限りません。営業開始後には破損、汚れ、部品紛失などが発生します。海外製品の場合、追加で1脚だけ発注するとMOQや国際送料の問題が生じるため、初回発注時に予備を検討します。
一律の予備率はない
適切な数量は商品の壊れやすさ、店舗席数、保管場所、追加調達期間、工場の継続生産可能性などで決まります。単純に「必ず5%」などと固定するのではなく、営業への影響で判断します。
椅子
椅子は日常的に移動されるため、脚部、張地、接合部などが傷みやすい家具です。完成品の予備だけでなく、脚端部品など交換可能な消耗部材を確保すると効率的です。
テーブル
天板と脚が分離できる場合、天板やベースを個別に予備として持つ方法があります。店舗で最も傷みやすい部分を確認してください。
ソファ・張地
特注ソファでは完成品を保管するのが難しいため、同ロットの張地を補修用として確保する方法があります。将来同じ品番を購入できても、ロット差が生じる可能性を考慮します。
タイル・石材
補修時に同じロットを入手できない可能性があるため、余剰材を廃棄せず保管することが重要です。保管箱へ品番と使用場所を記録すると将来の補修が容易になります。
金物
特殊な丁番、取手、ボルト、アジャスターなどは少量でも保管しやすいため、予備部品として発注する価値があります。
実務チェックポイント
- 故障すると営業席数へ影響するか
- 国内で代替できるか
- 追加製造のMOQはいくつか
- 追加輸入に何日必要か
- 保管スペースがあるか
- 部品単位で予備を持てるか
- 補修用材料を保存できるか
予備品は無駄な在庫ではなく、海外調達品の長い補充リードタイムを補う保険として考えます。高価な完成品を大量に余らせるのではなく、営業停止リスクと保管コストのバランスで決めてください。
