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飲食店の開業費用はどう見積もる?物件・内装・厨房・家具を総額で管理する方法

Q. 飲食店の開業予算は坪単価で計算すればよいですか?

A. 初期検討には使えますが、最終判断を坪単価だけで行うべきではありません。同じ面積でも業態、既存設備、排気条件、厨房比率、仕上材によって必要費用は大きく変わります。

開業費は項目別に管理する

予算表は少なくとも物件取得費、設計費、内装工事費、設備工事費、厨房機器、家具・什器、看板、POS等、輸送費、許認可関係、開業準備費、予備費に分けます。中国など海外から家具・建材を調達する場合は商品価格だけでなく国際物流と輸入費用を別項目にします。

物件取得費

保証金・敷金、礼金、仲介手数料、前家賃などを確認します。契約から開業まで家賃が発生するため、工事期間も資金計画に含めます。

内装・設備工事

解体、造作、床、壁、天井だけでなく、電気、空調、換気、給排水、ガス、防災設備まで分解して見積もります。特に既存設備容量不足は追加費用の原因になります。

厨房と家具

厨房機器は本体価格だけでなく搬入、設置、接続まで確認します。家具も同様に、海外調達なら梱包、工場から港までの中国国内物流、海上運賃、日本側港湾費用、通関、関税・輸入消費税、店舗配送まで含めて比較します。

安い見積書ほど「含まれていないもの」を見る

施工会社AとBの総額だけを比較すると危険です。一方には照明器具や厨房接続が含まれ、他方には含まれていないことがあります。見積書は工事項目ごとに比較表を作り、「含む・含まない・未確定」を整理します。

予備費をなくさない

既存店舗の解体後に配管の劣化や躯体の問題が判明することがあります。海外製品では輸送破損や納期変更も考えられます。予算を契約時点で100%使い切る計画にすると、追加工事への対応力がありません。予備枠を持ち、変更はその範囲で管理します。

実務チェックポイント

  • 商品価格ではなく開業までの総額を見る
  • 工事見積の除外項目を確認する
  • 厨房機器の接続工事を確認する
  • 家具の搬入・組立費を確認する
  • 輸入品は物流・税金・国内配送を加算する
  • 工事期間中の家賃を計上する
  • 予備費を確保する

予算管理の目的は最安値を探すことではなく、開業日に営業可能な状態までに必要なキャッシュを把握することです。比較するときは必ず同じ範囲、同じ仕様、同じ納品条件で見積もりを揃えます。

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